2017年06月10日

またまた境界の話

やはり、不動産の取引の中で一番トラブルの原因となるのが隣地境界。
このブログの中でも数多く取り上げられています。

隣人愛の目印 by山坊主

私が以前書いた境界トラブルの実例と原因のブログ

隣地との境界が不明確な場合はもちろん、
最近では測量図や杭が有っても、測量日が古い場合は、
隣地所有者の方にあえてもう一度立ち会っていただいて
確定測量をする場合も少なくありません。

ちなみに確定測量の費用は大体いくらくらいかご存知でしょうか?
もったいぶらずに言うとざっと整形地で60坪の土地で約30〜40万円。
地型が変形しているところや、立会が必要な人数が多い場合、
現地と法務局の地図(公図)が著しく不一致な場合、
住宅密集地や山林等で見通しや立ち入りが困難な場合等。
高いときには100万円を超えることも極稀に有ります。

確定測量の場合、隣接地や周辺の測量も必要になります。
以前、測量したときの図面を参考に説明します。

確定測量図.jpg

上記の図面を見ていただくとお解りのように、
このときの対象地は黄色の箇所、50坪にも満たないのですが、
測量範囲はなんと1000坪以上で、測量点は80箇所以上。
測量は最低でも2人以上のチームで行いますので、
この測量点の座標を測るだけでも膨大な労力を要します。

私も、以前はこれほどの労力がかかっているとは知らなかったため、
高いとしか感じず、予算の無いお客さまの為に
安くしてと無理を言って困らせてしまっていましたが、
安くできるのも限界があるのだと納得しました。

ちなみに、もう10年以上前の話ですが、
入れた杭を隣地で造成工事をしている業者さんに折られて埋められてしまい、
トラブルになったことがありますが、実は境界杭を勝手に抜いたり、
壊したりした場合は、「境界毀損罪」という刑法に規定された犯罪で、
5年以下の懲役または、50万円以下の罰金となりますので、
うっかりでも抜いたりしないようご注意下さい
また、境界は杭以外にもいろんな形状をしていますので、
以下の写真をご参照を。

img100611_3-150x150.jpg   img100611_2-150x150.jpg  img100611_8-150x150.jpg  img100611_4-150x150.jpg

また、実際に体験した珍しい境界標としては、
擁壁に刻みを入れた境界標、切り株にペイントしただけの境界標、
5mmくらいの釘のような鋲、30cm角の巨大なコンクリートの境界標。
様々な形状のものが有ります。
新しく土地を取得した人は、不動産業者にしっかり境界標について説明を受けて、
抜いたりしないのはもちろん、越境等も無いようご注意下さいませ。




posted by U-kai(とも) at 11:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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